『 ラブライブ! サンシャイン!! 』の放送局から考える「続・アニメの視聴環境」
引用:anibu
昨年、私のコラム『アニメを観るならMX? アニメライフ を向上させる視聴環境について』で昨今のアニメ視聴環境について考察しましたが、今回この『ラブライブ!サンシャイン!!』の放送局を見て、相当「賭けているな」ということが理解できましたので、ここからもう一度、今のアニメの視聴について考えてみましょう。
今のアニメが抱える問題点
2000年あたりから激増したアニメ。現在では年間200本近い作品が放送されています。当然、かつてのように「キー局」で全てを放送することはできなくなっていますし、少子化などで子供が見る時間のアニメは限られています。しかも、長寿アニメばかりで新しい作品が入る余地は非常に少ないです。
・キー局(日本テレビ、TBS、テレビ朝日、テレビ東京、フジテレビ)で放送できる本数が限られる。
・必然的に深夜放送になるがその枠も限られる。
・特番やニュース、スポーツ中継などで放映予定が乱れる(深夜4時~早朝5時開始というものまであります)。
いくら録画が放送予定変更を追尾できるようになったとはいえ、なかなか厳しいものがあります。夜のニュース、深夜バラエティなどを放送してから最後に放送するのがアニメ、というのがキー局の実情です。
現状、各キー局の深夜アニメ枠は深夜アニメの元祖テレビ東京を除くと非常に少なく、関東地方で考えると
日本テレビ:土曜2枠
TBS:木曜2枠、金曜2枠(『アニメイズム』)
フジテレビ:木曜1枠(『ノイタミナ』)+0~1枠
テレビ朝日に至ってはかつて放送していた深夜アニメ枠は0になっています。
そのため、TOKYO MXのようなキー局ではない地域密着の「独立局」が深夜アニメを一手に担っています。『アニメを観るならMX? アニメライフ を向上させる視聴環境について』で述べたように、MXが観られないと悲惨なことになるわけです。
もう一点、関東圏はMXでかなりの部分カバーできますが、関西圏は大阪府に独立局がないため兵庫の「サンテレビ」や京都の「KBS京都」でカバーしているのですがカバーしきれな地域もあります(電波が届かない!)。両局で放送すれば結構カバーできますが、どちらかでしか放送しないアニメもあります。
在阪局(大阪府にあるキー局の系列局)でアニメに積極的なのはMBS(毎日放送)くらい。しかも、キー局のTBSの番組を放送し終えてアニメを流すので、深夜3時とか4時になり避けるアニメも出てきています。在阪局であれば関西全府県放送できるのですが・・・。
・在阪局では一通り番組が終わったド深夜になる(3時~4時)
・サン、KBSではカバーしきれないor片方しか放送しないものもある
つまり、浅い時間(22時~1時)に確実にアニメが観られるのはMX圏内だけということになっています。
そして、関東、関西以外の地域ではそもそも地上波で放送しないため、BS(主にBS11)で観るか配信でないと観られないという現状があります(『ノイタミナ』はBSで放送しないんです)。